serendipity-days

世界の片隅にひっそりと、素敵な偶然への遭遇

【映画】天外者(てんがらもん)観てきました

久しぶりの映画鑑賞で、三浦春馬主演の天外者(てんがらもん)を観てきました。

コロナ禍・・・密閉空間がいささか・・・と思いつつ、密閉空間だからこそ建築基準として「換気」が必要不可欠らしく、映画館は安全な空間らしいです。しかも映画上映中は大声でしゃべったりという飛沫が飛ぶような行為が無いですし見に行ったのはレイトショーなので蜜回避です!

この映画の時代背景は黒船ペリーが日本にやってきて開国を迫る頃から、尊王攘夷後の産業革命の時代に東の渋沢、西の五代と評された五代友厚の話です。

個人的に時代物は割と好きな方で戦国時代、江戸文化などは程よく知っているのですが、勉学上では近代史までなかなかたどりつかず、しかもかなり駆け足で終わってしまった感のある近代史・・・知識があまり無い時代なんですよね。しかも駆け足だから全然興味わかず、坂本龍馬一辺倒・・・龍馬はもういいよ・・・と・・・ですがこの映画を見て近代史に対しての見方が変わり、非常に面白い時代だと言う事を改めて思い知らされました。

五代友厚という人物はNHK連続テレビ小説「あさが来た」でディーンフジオカ演じる五代様で初めて知り、ただそのドラマを通じては主役ではないので、そこまで興味を持たなかったのですが、今回の映画で改めて知りたい人物となり、しばらくは私の中で五代一色になりそうな(^^)

タイトルの天外者(てんがらもん)とは、鹿児島弁で、「凄まじい才能の持ち主」、「天からの授かりもの」で「頭がいい」「賢い」ことを意味する薩摩ことばらしいのと同時にいたずら小僧という意味もあるらしい。

その天外者五代友厚三浦春馬海援隊坂本龍馬に三浦翔平、三菱財閥岩崎弥太郎T.M.Revolution西川貴教、初代総理大臣伊藤博文森永悠希と言うキャストにて、この4人を主軸としたストーリー展開です。後半になるまで西川君は一体誰の役をやってるんだ?と「?」が付きまといながらの観賞でした。そして君は伊藤博文だったんかいっ!!!と、後半やっと追いついた所で終わってしまい、一人の人物の映画としては駆け足気味でしたが、なかなかに想い熱い映画です。

三浦春馬の遺作となってしまいましたが、五代の熱い信念を見事に演じ切り、私に近代史への興味を抱かせてくれた大変見ごたえのあるすばらしい作品です。

この五代友厚という人物は日本を欧米諸国の植民地になることを阻止した一人として、もっとクローズアップされても良いと思うのですが、知ってるは人は知ってるけどスルー確度高い人物かと。歴史上の人物として日本は誰を学ばせたいのか、何を学んで欲しいのかを真剣に考えても良いころなのではないかと、近代史詳しくないのに思ったりもしました(;^ω^)

無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つもの英雄なり。歴史に学べ・・・ですかね。