serendipity-days

世界の片隅にひっそりと、素敵な偶然への遭遇

検察の罪人

今年のGWは園芸、チクチクと来たら最後は映画!

前々から見たかった 【検察の罪人】 を見てGW最終日としようかと。

 

正義とは何か・・・

頭の切れる若き検察官に二宮君。一目置かれる検察官の上司に木村君。ともにジャニーズ事務所所属なので本当に先輩後輩と言う間柄。演技と演技のぶつかり合いの見ごたえ十分な映画です。

過去に起こった事件で嫌疑不十分となった人間の名前を再び目撃したところから、徐々に 【自分】 の正義が勝っていく。 【自分】 の正義が正しいとするならば法などいらなくなってしまう。ではいざ自分の身近に事が起れば、どう判断し行動できるだろうか。最後の一線を踏みとどまれるか否か。そんなことを考えさせられる一作かと。

 

演技の見どころは、木村君が罪人に身を落としていく前と後の演技ではないかと。常に公正で正義であり続ける堅苦しさの中に時折見せる笑顔が、ストーリーが展開していくに従い己の正義でがんじがらめになり、焦りの表情、冷たい目の表情、己の正義が勝った瞬間の表情と徐々に変わっていく。名前が有名でありすぎるがゆえに、そういう細かいところまで見てもらえないのは少しかわいそうな気がしました。

対する二宮君はその辺にいる普通の人のように溶け込んでいる平時と、激高時に垣間見える一線を越えそうな危うい心情と、その間で葛藤する演技が素晴らしかったです。

なぜ彼の演技に吸い込まれるのか・・・それは一般人である自分があたかも投影できそうな、そんな感じを味あわせてくれるようなフラットな役者だからではないかと。木村君の様にオーラが強すぎず、かといって弱すぎずの常に一定の雰囲気を醸し出せているからではないでしょうか・・・。

 

もうこてこてのラブストーリ!!!と言うお年頃では無いので、こういう硬派な作品が最近は好きですし、見ごたえもあることにここ数年気づきシフト中。何故か途中にLOVEがさしはさまると突然興ざめする様になってきて、いや今それいらんやろって感じてしまうので、観ながら余計な心情を挟ませないで欲しいんですね。

あと・・・やはり耳が悪くなってきたのかな・・・映画ならではなのかな・・・は何とも言えないのですが、完全に個人的なのですが、TVでもそうなのですが・・・やたらと「セリフ」が聞きずらい事が多くなった気がします。話しているセリフよりも音楽の方が大きかったり、きちんとセリフを言えていないのか良く分からんのですが、なんなのか聞き取れなかったり・・・私が年取った証拠なのかな・・・😞

 

そてにしもて去年のこの時期は1回目の緊急事態宣言で本当にGWはステイホーム中でした。

もともと人手が多い所が好きではないのでGW自体率先ステイホームで過ごしていたのですが、今年は趣味が増えた元年GWを過ごせたような気がします。外に行かなくても家で出来る趣味をもう少し増やしていきたいな。

そのためにもチェアはやはり買い求め無くてはいけないだろうか・・・お尻と腰が痛いので、もう1度給付金プリーズ・・・デス・・・。