高田郁 あきない正傳 金と銀
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前回ブログに書いたのは2019年でしかも七巻目・・・その間に8,9とまたしてもお店存亡の危機問題がありぃ~のの十巻目が発売されました。どっちの展開の巻だろうと思いながら・・・買うての幸い、売っての幸せというお店のモットーを大事に、今回の十巻目はうるっと来るお話です。
- あきない世傳 金と銀(1) 源流篇
- あきない世傳 金と銀(2) 早瀬篇
- あきない世傳 金と銀(3) 奔流篇
- あきない世傳 金と銀(4) 貫流篇
- あきない世傳 金と銀(5) 転流篇
- あきない世傳 金と銀(6) 本流篇
- あきない世傳 金と銀(7) 碧流篇
- あきない世傳 金と銀(8) 瀑布篇
- あきない世傳 金と銀(9) 淵泉篇
- あきない世傳 金と銀(10) 合流編
ちょうど夜中に読んでおり、ごごごごぉ~という地鳴りからの地震に少々焦り、お風呂に入っているオトンにバスタオルを渡し、パリンっとガラスの割れる音がしたから気を付けてと、また本を読むため部屋に戻ったら、割れていたのは部屋に飾っていたオカンの写真を入れていたガラスの写真立てでした・・・自分の部屋のだったのね・・・(;´・ω・)
夜中に掃除機・・・今日は1日掃除機DAYだなと、大きな被害もなく良かったとひとまず安堵。
さて、合流編とはなかなかいいタイトルだと終わった後に納得。
お店のモットーは全てに通じ、五十鈴屋の知恵のと心意気、お客、お店、品物を大事に、良いお客、良い使用人、良い友人、良い仲間。その輪は知らず知らずに広がり良いお店には良い客が付くものだと改めて現在の事業にも通ずるものが有ると思いました。
売り手は品物を見る目利きが優れているならば、品物を吟味するお客もまたお店を見抜くことにたけている。良い品物、良い社員がいる会社は良い顧客が付く。これ当然。
派手さは一瞬目にとまって注目をするが、じっくりと見たら「!」、長く見たら「!!!」と言う遊び心であったり、相手が負担にならないさりげない優しさが「粋」って所ですかね(^^)
と、まとまりのない事を書きつつも、やはり地震は怖い。
余震が続く可能性があるとの事で、思い出される10年前。時系列にNZの地震、2月の長周期地震、3月・・・もしやと思ってしまい、何かで気を紛らわすとか、誰かと一緒にいるとか、何か違う事に心を寄せるとか、自分自身で心を守るしか手立てがない。コロナ、地震、どうにも落ち着かない世の中だ。